まつまつの徒然日記

どーもまつまつです。 一児の父として日々理学療法士として奮闘中です! 日々の記録やアウトプットとしてブログ始めてみました! 興味のあること ・理学療法について ・育児について ・読書について 色々更新していこうと思います! 最近の読書では(習慣化、読書法、マインドフルネス)の本を中心に読んでいます。 またオススメの本があれば教えてください!!!

共感が止まらない!!!名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた(夕〜夜編)

どーもまつまつです!!!

 

今日の本の紹介は

梅田悟司氏の

 

やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。

 

です!!!

 

やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。

やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。

 

 

昨日この本の朝〜昼の共感できる「名もなき家事」を紹介しましたので、今回の記事では夕〜夜にかけての共感できた「名もなき家事」を紹介したいと思います!!!

 

目次

 

 

 

 

  前半はこちら

 

mezasematsu.hatenablog.com

 

共感の項目

ぬめりだけ取り

排水口はどうしても汚れがたまりやすい場所です。汚れを放置しているとだんだん流れが悪くなってきて、水が溜まっていく次第・・・

 

「掃除しなきゃなぁ」と蓋を開けるとそこは、流れた髪の毛なのでぬめりが発生しています・・・

 

掃除する気が滅入ってしまうけども、掃除をしないとこの水の流れの悪さは変わらない・・・

 

そこでその場しのぎに、シャワーをかけて一時的に流れを良くしてまた今度しようと後回しにしてしまいます。

 

そして、結局妻がいつも妻が変えてくれているのです・・・いつもありがとう・・・

 

大げさな声かけ

子どもと買い物するときは子どものマネジメントを欠かすことができません。スーパーやショッピングモールは子どもが欲しがりそうなものばかりです。おもちゃコーナーにガチャガチャコーナー、罠は張り巡らされており、急いでいる時でも、それらを目にしてしまえば最後、子どもは一目散で遊びに行ってしまいます。

 

そこで、まずは、誘惑のコーナーの近くを通らないこと。

 

もし、そこを通るしか無くなってしまったときは、そのコーナーに気づかれないように気をそらすように全力で声かけ!!!

 

そして、足早にそのコーナーを通り過ぎるようにします。

 

しかし、ショッピングモールは次々と罠が迫ってくるのです・・・

 

 

脱落者の救出

夕方料理をしていても全部がうまくいくわけではありません。特に夕食作りはお腹が減ったなか作るので、どうしても焦ってしまいがちです。

 

そこで、野菜を輪切りにしていると、包丁にくっついた野菜がシンクにコロコロコロ・・・

 

そのまま気にせず輪切りを続ければいいのですが、ずっとシンクに野菜をそのままにしていくのも気になる・・・

 

そして、3秒ルールの適応と言わんばかりにスッと落ちた野菜を拾い上げて、サッと水ですすいで、しれっと戻す。

 

大丈夫周りには気づかれていない・・・

 

 

ネバネバの逆襲 

皿洗いで重要なのは順番です。脂っこいものを先に洗ってしまうと、泡立ちが悪くなり、その後の食器にも油がついてしまうような気がします。

 

油汚れと並んで厄介なのが、納豆のネバネバ!!!納豆のついた食器を先に洗ってしまうと、その清々しいほどのネバネバが、スポンジを覆ってしまい、その後の食器たちにも移ってしまいます・・・

 

納豆は安くて美味しくて栄養も満点で、子どもは毎日でも食べているのですが、ただ洗う時のあのネバネバがなければパーフェクトなのに・・・

 

終わりに

以上が「名もなき家事」に共感した項目夕〜夜編でした!!!

 

どうだったでしょうか?共感される点もあったでしょうか?

 

この本ではこう行った項目が70項目も載っているので、誰が読んでも「わかる!わかる!」と言う点が多くあるのではないのでしょうか?

 

このように日々の家事は、様々な阻害要素で満ち溢れており、1日何もかもスムーズに行えることなんて滅多にないもしくは自分は経験したことがありません!!!

 

日によってはほとんどできなかった日もあるくらいです。

 

この本を読んでもらえれば大丈夫だと思いますが、くれぐれも世の旦那様、仕事から帰ってきて奥様に「何してたの?」は絶対に禁句ですよ!!!

 

 

やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。

やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。

 

 

 

 

共感が止まらない!!!名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた(朝〜昼編)

どーもまつまつです!!!

 

今日の本の紹介は

梅田悟司氏の

 

やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。

 

です!!!

 

やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。

やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。

 

 

 

目次

 

 

 

著者の紹介

軽く著者の紹介をします。梅田氏はコピーライターで、パッと名前を聞いた瞬間はわかりにくいかもしれませんが、ジョージアの「世界は誰かの仕事でできている。」や、タウンワークの「バイトするならタウンワーク」のキャッチコピーは誰しもが聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

その梅田氏が2016年の長男さんの出産を機に4カ月半の育児休暇を取った時に感じた「名もなき家事の多さ」。それを、日々家事を頑張っている方々への尊敬の意を込めて「名もなき家事」名前をつけてみたところなんと共感の嵐!!!

 

自分もこの本を読んでみて一度は経験のしたことのあることばかり、共感が止まりませんでした!!

 

 

本の感想

このように日々「名もなき家事」をこなしてくれている妻に感謝を伝えたくなりました!!!

 

そこで、今回はこの「名もなき家事」の中でも「わかる!わかる!」と思った項目を「朝〜昼編」「夕〜夜編」に分けて紹介したいと思います。

 

共感の項目

リ・ポジショニング

朝一番、料理を作ろうと思っても水切りかごに入った、昨夜洗った食器たちを片付けるところから始まることないですか?

 

このまずは「マイナスをゼロに戻す家事」って地味に神経をすり減らすものですよね、また使うのはわかっていても1買い戻さないといけない・・・

 

まだ水滴がついている食器があれば、「食器を拭く」という作業が追加されます。

 

そして、料理に手をつけられずに、食器を元に戻した時に限って家族が起きてきて「今起きたところ?」の一言があった日には、一日のスタートがイライラから始まることが必須・・・

 

時間脳トレ

朝は時間との戦いです。時計を見る機会も多くなります。そこで、家の中の時計が全部正確な時間を指しているわけではないのです。

 

そうなると自ずと「この時計は5分早いから・・・」などと頭の中で時間を直す脳トレが始まります。

 

直せばいい話なのですが、それが中々できず、あえて5分早く設定した時計の時にも「この時計は5ふん早いから・・・」と直していては本末転倒ですよね。

 

早すぎる一手

子どものイヤイヤ期、なんでも自分でしたがる時期は、誰しも経験するのではないでしょうか?

 

時間があるときは、自分のしたいようにさせて、できる限り見守ってできる楽しみを経験させてあげたいものです。

 

しかし、朝はなんせ時間がありません。ちょっと時間がない中で、子どもを待ちきれずに手伝ってしまう・・・。

 

それが子どもからしたら気に入りません。手伝った瞬間に号泣のだだこねです。そして、余計に時間がかかってしまう・・・。

 

日々「どうすれば正解なのか・・・」を模索するハメになります。

 

相方探し

靴下と言う奴は日々の家事のスムーズさを奪う厄介な奴です。裏になっている靴下を裏返す。脱ぎっぱなしになった靴下を洗濯カゴに入れる、片方穴の空いた靴下を捨ててしまうなど様々です。

 

その中でも厄介なのが、洗濯後の洗濯機から靴下が片方しか出てこなかったとき・・・

 

洗濯物の中に紛れているのか、家のどこかに隠れているのか、一旦干して、わかるように保管しておくなど、靴下に翻弄されてしまう洗濯物干し・・・地味に時間が取られますよね。

 

 

終わりに

以上がこの本を読んでいて「わかる!わかる!」と特に共感できた家事たちでした!!!

 

本当に些細なことで、家事は手間がかかってしまい、思うように進まないものだと思います。

 

日々妻がこのような「名もなき家事」とも戦っていることをしっかり頭に入れてできるだけ、苦労をかけないようにしたいものです。

 

そして、恐らく一番禁句なのが「何してたの?」と言う言葉。

 

このような「名もなき家事」が大いにあることがわかっていれば、このような言葉が出るはずではないので、世の旦那様要注意ですよ!!!

 

次は「名もなき家事」夕〜夜編をお送りしようと思います。

 

やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。

やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。

 

 

 

 

実践やめる習慣(13週目結果発表)

どーもまつまつです! 

 

今日は以前の記事で宣言した

実践!「やめる習慣」の週目の結果を発表していこうと思います!!!

 

目次

 

 

 

過去の習慣の結果 

mezasematsu.hatenablog.com

 

 

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 今週の結果

以前の記事のように「スマホを見る時間」を減らしたいとの思いから始めたこの習慣一日のスマホの見た時間をiPhoneの「スクリーンタイム」のアプリの情報を元に載せたいと思います。

 

水曜日(9/18)4時間27分

木曜日(9/19)4時間47分

金曜日(9/20)8時間54分!!!

土曜日(9/21)4時間55分

日曜日(9/22)3時間56分

月曜日(9/23)3時間18分

火曜日(9/24)3時間26分

 

 


 

 

 

週平均4時間49分でした・・・

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先週と全く同じ時間でした!!!!!

 

(全然喜べない・・・)

 

 





 

内訳では主に多い順に

 

DQウォークが21時間2分!!!

ゲーム(ポケモンマスターズ)が7時間4分!!!!! 

ネットが時間30分

Youtube時間3分

2chが1時間8分

LINEが29分

 

でした!!!

 

ゲーム以外は中々いい時間になっています!!! 

 

ゲーム以外の時間を1時間に減らす努力をします!!! 

  

 

その他の目標は引き続き・・・

 

 「Appの使用時間の制限」を使って

 

 2chを1日30分

Youtubeを1日15分

ネットを1日30分

 

に加えて

SNSの時間を1日15分

 

 この制限時間を守れば計算上、1日1時間30分にできるはず!!!

 

 

 

ゲームする時間の対策を考えてみました!!!

 

 

 

それは・・・

 

 

家事をしながら、運動しながらゲームをすることにしてみます!!!

 

そこまでしてゲームをしたいのか?

 

と思われるかもしれませんが、そこまでしても今はゲームしたいんです!!!

 

朝の散歩時にDQウォークを朝の料理の支度や、食器洗い等の時にポケモンマスターずをして、家事というプラスのことをしながら、ゲームというマイナスで帳消しにしようという作戦です!!!(勝手に自分で思っているだけ・・・)

 

 

情けない話ですが許してください・・・

 

 

 

夫婦の対話

どーもまつまつです。

 

今日は子どもの寝かしつけに苦労しました・・・

 

どうしても子育てのことで上手くいかないと夫婦共々煮詰まってしまいますね・・・

 

 

でも今日も切り替えてブログを書こう!

 

と思ったのですが・・・

 

妻も僕もだいぶ思いつめていたので

 

お互いの話し合いの場を持つことにしました。

 

やっぱり話してみてお互いがお互いのことを想ってやっていることであるとか

 

別にお互いの状況や気持ちを推し量ってないわけでもないことがわかりましたし

 

やっぱりそれを言葉にして「伝える」ことが大事なんだと思いました!

 

今日はそんな対話のおかげで最近会ったモヤモヤがスッキリしたような気がしました!

 

 

やっぱりお互いの考えていることが大体わかっている間柄でも

 

しっかり「伝える」ことが大事なんだと思いました!

 

そこにはテクニックとか勝ち負けとかがあるわけじゃなくお互い素直に言いたいことを言い合えることが重要だと思いました!

 

これからもこうやってお互い煮詰まった時(できればその前に・・・)に

 

対話ができればと思いました!

 

また明日から頑張れそうな気がします!

深い人間になる!読書する人だけがたどり着ける場所

どーもまつまつです!!!

 

今日の本の紹介は

斎藤孝氏の

読書する人だけがたどり着ける場所

 

です!!!

 

 

目次

 

 

 

あらすじ

昨今読書離れが進んでいる中で、ある調査によると「読書時間ゼロ」の大学生が過半数を超えたというデータもあります。しかし、文章を読んでいなうわけではありません。むしろ、ネットなどの多くの情報に触れています。

 

しかし、ネットやSNSで文章を読むことと、読書をすることは、重大な違いがあり、それは「向かい方」であり、ネットなどの文章は次々と情報が流れていくので、一つの情報と向き合う時間が少なくなっています。

 

読書をすることは、作者と「対話」をすることでもあり、作者の「体験」をするようなことでもあります。読書を通して様々な経験をすることで、人格に変化をもたらし、人生に「深み」をもたらしてくれるのではないかと思いました。

 

そしてこの本はその方法を数々の本を通して紹介してくれています。

 

本の構成

この本は、第1、2章で「深さ」とはなんなのか、深くなる読書はどういうものなのかを紹介しており、第3、4、5、6、7章で「思考力を深める」「知識を深める」「人格を深める」「人生を深める」「難しい本」それぞれの本の読み方を紹介しています

 

 

気づいた点

読んだ本にポップを書いてみよう

この本では、まだその本を読んだことののない人が、「読んでみたいな」と思えるような文、キャッチコピーを書いてみようと勧めています。 

 

 その本固有の魅力を文章にするために、これは誰におすすめしたい本なのか、それはなぜか、これを読むとどう変わるのか、自分にとってどんな価値があったのかを考えなくてはいけません。最初から「これぞ」というものをひねり出すのではなく、たくさんアイデアを出してから後から絞るという方法もあります。

 

斎藤氏は本の帯文を頼まれることも多く、案を20個ぐらい出すそうです。

 

自分もブログで本を紹介するときに、このキャッチコピーを頭に入れて、皆さんの興味を引き付けられれば!と思いました。

 

「時代を超えた普遍性」を読み解く

長く、世界で愛されている文学は、一見特殊なことを書いてるようで普遍性があると言えます。

 

この本ではその例としてギリシャ悲劇の「オイディプス王」を挙げています。この戯曲は2500年前につくられており、主人公の置かれた状況も今とは全く違います。

 

この物語が出て遥か後にフロイトはこの物語から「エディプスコンプレックス」というものを提唱し、異性の親に対して愛着を持ち、同性の親に対して対抗心を感じる傾向を表した精神分析の用語になります。

 

この大昔につくられた戯曲は決して特殊な個人的なことだけでなく、普遍的なものだったのです。こうやって長く愛される文学には普遍的に個々に置き換えることができるものがあるのではないでしょうか。

 

東洋のアイデンティティにつながる

「私は日本人だ」という人も「私は東洋人だ」という人はあまりいないかと思います。

 

最近注目を浴びている「マインドフルネス瞑想」は本来の「瞑想」からヒントを得て、宗教色を取り除いたものです。集中力や発想力を向上させるとして、アメリカでブームとなり、今や社員研修やビジネススクールでも行われています。

 

もちろん瞑想のいい部分を取り上げ流こと自体は悪くはないが、もともとインドでの精神世界の極みが、アメリカでツールとして変質してから日本に入って定着してきているところに斎藤氏は情けない感じがすると言っています。現代では東洋人としてのアイデンティティが不足しているのではないかと斎藤氏は言っています。

 

東アジア圏内のアイデンティティを形成しているものといえば「論語」や「老荘思想」「仏教」があります。せっかく東洋圏内に生まれたのでれば、東洋思想にきちんと触れてみてはどうかと斎藤氏は言っています。

 

以上がこの本を読んでの気づいた点でした。この本の中では「人生を深くするため」のおすすめの本を数々紹介しているのでまたこれらを飛んでみたいと思いました!!!

 

 

 

 

 

認知行動療法②

どーもまつまつです!!!

 

今日の記事は学術的な記事ということで

 

最近自身でも興味のある認知行動療法についてまとめていきたいとも思います。

 

少しハードルを下げる意味でも大体1日でインプットした分をアウトプットしていき細かく更新していければと思っています!!!

 

目次はこちら

 

 

過去の記事

 

mezasematsu.hatenablog.com

 

 

ここで参照している本は以下の2冊が主です。

 

図解 やさしくわかる認知行動療法

図解 やさしくわかる認知行動療法

 

 

 

ケアする人も楽になる 認知行動療法入門 BOOK1

ケアする人も楽になる 認知行動療法入門 BOOK1

 

 

では早速行ってみましょう!!!

 

 

実際の治療の流れ

簡単に認知行動療法の治療の流れを紹介しようと思います。

1、精神科やメンタルクリニックで診察を受ける

まずは精神科やメンタルクリニックを受診し、問診や各検査を受けた後で、病名や状態を診断してもらいましょう。

 

2、認知行動療法が向いているかは医師が判断する

時期や状態によっては認知行動療法が適さない場合もありますので、石の判断をきちんと仰ぐことが大切です。

治療にあたって、最初に行われるのが「インテーク面接」です。

 

「インテーク面接」では、面接を受けたきっかけ、最近の印象的なできごとを具体的に話し、その時浮かんだ考えや、感情について話します。

 

※この時、厚生労働省のマニュアルに沿って、医師が治療を行うのみに限って、うつ病と診断された場合は保険が適用されるケースもあります。

 

※治療の前に、心理検査(簡易抑うつ症状尺度(QIDS-J)やベックうつ病調査表(BDI-Ⅱ))などで自分で症状の強さなども調べることができます。

 

3、ケースフォーミュレーションで治療の見通しを立てる

インテーク面接により、現在抱えている問題を一覧化した「問題リスト」を作成し、その問題がどのように関連しあっているか、その背景にはどのような認知があるか、仮説を立てていきます。(ケースフォミュレーション(概念化))

 

実際の治療回数は、10〜20回の面接で1回約30分〜1時間程度だそうです。その中で、導入から、つらい感情の原因となる自動思考に気づくこと、それからゆがみのある自動思考を、適応的な自動思考に変えるトレーニング。終盤では、再発予防への取り組みも行います。

 

4、集団認知行動療法や自己学習もある

それぞれ長所と短所もありますが、集団認知行動療法や自己学習での認知行動療法も紹介されています。

 

自分で行う認知行動療法

実際の治療には専門機関に行き、専門の医師に診察してもらう方法が最適ですが、認知行動療法は自己学習でも取り入れることができます。その流れを確認していきましょう。

 

思考パターンを変える(アセスメント)

「最近なんだかつらいな」と感じる時、気分と認知の関係を理解し、認知を修正するために、まずは自分の気分に気づくことから始めます。

 

気分を表す言葉は様々で以下のものがあります。

憂うつ、不安、悲しい、怒り、いらだち、困惑、恥、罪悪感、おびえ、心配、神経質、パニック、無我夢中、興奮、激怒、不満、失望、屈辱感、うんざり、傷ついた、こわい、誇り、楽しい、心地いい、愛情

それ以外にも様々あると思います。

 

気分を表す時、1つだけとは限らず、複数の気分を一度に感じることもあります。また、言葉が表しにくい時は、体の状態をヒントに考えてみるのもいいです。(体が緊張している→不安や緊張、怒りなど)

 

気分を言葉で表せるようになったら次はその気分が100%中の何%かを表してみます。

 

また、気分を言葉にするときに、気分と思考を区別することも大事です。区別するポイントとしては、一言で表せるかどうかです。

 

こうやって起こった状況に対して、感じた気分を言葉と数値で表します。

 

例:怒り90%、不満90%、失望60%

 

別の本ではこの方法をアセスメント自己観察外在化という方法で表現されています。

 

自動思考に気づく

つらい状況が起こることは誰しもが経験します。しかし、その結果として起こる感情や気分は人それぞれ違います。それは、できごとと気分の関係には、それぞれの「認知」に違いがあるからなのです。

 

まずは、認知の中でも比較的修正しやすい「自動思考」の修正から取り組みます。

 

「自動思考」は、瞬間的に浮かび上がったり、消えたりする思考なので、まずは自分の自動思考に気づくことから始めます。また、気分と同様に自動思考も一つではなく、複数あることが多いです。そして、いくつかの自動思考の中でも強い気分に関わる自動思考を「ホットな自動思考」と呼び、より注目します。「ホットな自動思考」は比較的印象に残りやすいものなので浮かんだ瞬間に気づくことが理想的ですが、後から冷静になって気づくこともあります。

推論の誤りは10種類

 これらの「自動思考」の歪みには、「推論の誤り」と言われているものが存在し、それらは10種類に分けられます。自分の自動思考の推論の誤りを特定することで、自分の自動思考に誤りがないか、徐々に理解できるようになります。

 

1、全か無か思考

物事を白か黒かで考えるような、二者択一的な思考。たまにうまくいかないことがあっただけで、自分を責めてつらい気分になってしまう。

 

2、一般化のしすぎ

たった一つよくないことがあるだけで、それをすべての物事に当てはめてしまうこと。

 

3、心のフィルター

たった一つのよくないことにばかり、目がいってしまうこと。他にもいいことはあるはずなのに、それにまったく目が向けられなくなる。

 

4、マイナス化思考

すべての出来事にマイナスの解釈を加えてしまう。

 

5、結論の飛躍

根拠もないのに、自分にとって不利で、悲観的な結論を出してしまう。

 

6、拡大解釈と過小評価

自分の失敗や短所は過大に考え、成功や長所は過小評価するような物の見方。

 

7、感情的決めつけ

理性ではなく、感情でものごとを判断してしまうこと。

 

8、すべき思考

「〜すべきだ」「〜でないといけない」と強く思いこんでしまうこと。自分で決めた基準で物事を考えてしまい、自分に過度のプレッシャーを与えてしまうことも。また、この基準を他者に当てはめてしまい、その通りに行動しないことに対して怒りを感じることも。

 

9、レッテル貼り

極端なレッテルを貼ってしまうこと。2の「一般化のしすぎ」の極端な例。

 

10、個人化

自分に関係がないとわかっていることまで、自分に関連づけてしまう。よくないことがあると、すべて自分のせいのように思えてしまう。

 

状況と自動思考を明確化する

 問題を明確化するために、まずは現在の状況をリストにまとめます。最近の生活状況、生活環境、職場環境の変化や最近の気分、行動、体調、よく浮かぶ思考などをリストアップします。

 

その中から、最近よく浮かぶ思考についてピックアップし、その時の状況、気分、自動思考をなるべく詳しく書きます。

 

そして、書き出した自動思考のうち気分に最も影響しているような「ホットな自動思考」に丸を囲みます。

 

この自動思考を適応的なもの修正をしていくという目印になります。

 

もし、「自動思考がうまく見つからない!!」とういう人には、DACS質問用紙を活用してみるのもいいです。

 

自動思考の歪みに気づく

問題のリストなどで、問題となっている自動思考を見つけることができれば、その修正に取り組みます。

 

まずは、その自動思考が事実である根拠を書き出します。ここでいう根拠は出来るだけ客観的な事実をもとに考えます。 

 

そして、その自動思考に対する反証を出来るだけ多くあげます。この作業は慣れが必要ですが、いかに多くの反証をあげるかがポイントになります。

 

根拠と反証をあげた後、両者を比較します。反証の方が多い場合は、その自動思考は修正が必要になります。

 

そして、事実に基づく適応的な思考を新たに考えます。

 

この方法は他の本では、認知再構成法と言われてもいます。

 

トリプル・カラム法で自動思考を変える習慣を身につける

上で紹介したように初めは、自動思考の修正を根拠と反証をよく見て、進めます。この作業が慣れてきたら、「トリプル・カラム法」で些細な自動思考も見逃さずに修正を図るようにしていきます。

 

トリプル・カラム法の記入例

1、まず左の欄に、最近の印象的な出来事とその時の感情、自動思考を書き出します。

2、次に、その自動思考の推論の誤りを、真ん中の欄に書き込みます。3、最後に右の欄新たに考えた適応的思考と、その時の気分の変化を書き込みます。 

 

 以上が今回のまとめた実際の治療の流れ〜実際の自分で行う認知行動療法(認知編)内容でした!!!

 

次は自分で行う認知行動療法の中の行動編をまとめられればと思います!!!

父性の復権(後半)

どーもまつまつです。

 

今日の本の紹介は

林道義氏の

父性の復権

 

です。

 

父性の復権 (中公新書)

父性の復権 (中公新書)

 

 

この本は以前紹介した樺沢紫苑氏の「読んだら忘れない読書術」の中で紹介されていた本です。

 

mezasematsu.hatenablog.com

 

樺沢氏がオススメしている本からいくつかを購入して今読んでいます。

 

前半はこちら

 

mezasematsu.hatenablog.com

 

 

 

今回の記事では最初の4、5、6章の部分で気づいた点を紹介したいと思います。

 

目次

 

 

 

後半で気づいたこと

母性支配による正義感の欠如

現代社会は極端に父性が不足しており、そのための色々な現象が噴出しているとこの本では言っています。

 

ここでは、「満足しているいい子達」は実は自我が弱く、発達が未熟で、フラストレーションを持った子供たちであり、そのような子どもたちが、いったんそのフラストレーションを爆発させてしまうと、自我による抑制もなければ、道徳的規範(父性)による歯止めもなく、全くの無制限で、無秩序ないじめ方をしてしまうとこの本では言っています。

 

ここでこのいじめっ子たちが特にこだわるのが「チクる」という行為です。「チクる」ということは子どもたちの間では、最大の罪悪と捉えられています。この罪悪感に子どもたちが囚われているのは、いかに大人の介入を恐れているかを示しています。社会規範の基準が持ち込まれ、それによって裁かれることは彼らにとって致命的なのです。いじめがいけないことはわかってはいるが、やめられない。というのが、「チクる」ことを恐れている証拠になります。

 

また、直接いじめている子どもだけでなく、周りにいて傍観したり、無関心を装ったりする傾向もまた、父性の不足を表しているとこの本では言っています。そこには、我が身の安全のみを願い、正義や勇気といった徳目に全く無関心な母性のマイナス面が影響しているとこの本ではいっています。

 

この特徴はアメリカと日本の中学生を対象にしたある調査で浮き彫りになっています。

「友達をいじめることが中学生として絶対にいけないことだと思うか?」という質問に対して、「絶対にしてはいけない」と答えた子どもたちの割合が、アメリカの子達は94、4%だったのに対して。日本の子達は64、2%だったのです。

 

この結果は日本の中学生がアメリカの中学生よりも規範意識が弱かったり、正義感がないことを示しています。このような傾向にある以上、いじめに対しての傍観者が増えることは容易に想像できます。

 

また、いじめに対する対応について、アメリカでは「止めに入る」「先生に言う」のが、約半数以上なのに対して、日本では「そっとなぐさめる」「見て見ぬ振りをする」のが半数以上の回答でした。

 

このような結果は、母性主導の躾が大きく影響しているとこの本では言っています。母親は我が子の安全を第一に考えます。母親たちの中には、我が子がいじめられるよりは、いじめの同調者の中に入っていると安心する方だっているそうです。

 

このように父性が不足することによって、現代社会では、いじめを悪いと思わないと言う子どもたちや、そのいじめをただ傍観している子が増えている現状になっているとこの本では言っています。

 

アクの強い父親に

では、その「父性」を復権していくためにはどうしていけばいいのか?この本では「親子の対話」が重要であると言っています。対話とは相手の気持ちや意見を聞き、それを自分の意見と噛み合せると言う作業です。

 

しかしここでの「対話」と言うのは子どもの気持ちを聞いてあげると言うような母性原理のことではなく、押し付けでもいいので、自分の理念、ポリシー、メッセージを伝えることだとこの本では言っています。

 

「押しつける」と言う表現が誤解を生む可能性があるので。「語る」と言う言葉に置き換えて理解していただければと思います。まずは、父の考えを一方的に話す。そこで、子どもは賛成と思う場合もあれば、反対と思う場合もあります。たとえ反対であっても、そう言う価値観を持っている人がいるのかというように、参考にはなるはずです。

 

父は、政治や社会現象、自分の人生観、人との付き合い方、様々な場面で機会があるときに語るべきだとこの本では言っています。

 

このときに、子どもたちが、「何度も聞いたよ!」と拒否したり、子どもの方から質問してくることや、批判を言ってくることもあるでしょう。そういうときに、ムキになって反論してはいけません。意見は一方的にいうが、それに対する判断は子ども自身に任せるのです。

 

あえて父親は自分の意見をドンと言ってみよう。アクの強く、強烈な印象を残すぐらいがいい。とこの本では言っています。

 

抽象的な徳への関心を

子ども躾けるときに物事を「してはいけない」理由を教えるときに「人に迷惑をかけてはいけないから」という理由だけでは、不十分な気がしませんか?たとえば、授業中にあくびをする、制服を着崩す、上履きのかかとを踏むなどの行為はそういう観点からすれば、「人に迷惑をかけていない」部類に入ってしまうと思います。

 

そこで、いけない理由として、もっと人間として大切な「品位」や「美しさ」「礼儀」「気品」「ふさわしい」などという観念も教えてもいいのではないかと言っています。

 

こういうことを説明することは難しいことではありますが、それをしていかないと「人間」としての教育は成り立っていかないのです。もっと抽象的な徳目の教え方を学んでいかないといけないとこの本では言っています。

 

この本では、ここの規則を定めて形式的に守らせるのではなく、抽象的なモラルの原理を教えて、それを日常的に応用する訓練をすることが必要であると言っています。

 

たとえば、「道徳」の教育というと、命の大切さを教えるとか、自然に触れる体験をする、友達と協力して何かをすることも確かに大事なことですが、それらは、母性原理からの人間教育であり、父性原理からの人間教育とは違うとこの本では言っています。

 

ここでいう父性原理からの人間教育とは、人間としての品位を保ち、欲望や感情をコントロールし、善悪の区別をつけるようなことであり、してはいけないこととしてよいことの「けじめ」をつけることは最低限必要であると言っています。これは単に優しさだけではなく、父性的な厳しさを必要としています。

 

善悪を教えるということは、人それぞれ価値観が違うこともあり、簡単には言えないのですが、具体的に何が善で、何が悪かを教えるのではなく、善悪の区別とうものがあるということを教えるべきだとしています。

 

おわりに

以上がこの本を読んでの気づいたこと、学んだことでした。生物的な「父」というものの役割から始まり、父性を実現していくための条件、父性が不足したことによる、現代社会での問題、では父性を復権していくためにはどうすればいいか?をやはりありのまま、自然のだけでなく、社会の厳しさや子どもたちの理想となれるように理想を追求していくことも大事であると思いました。

 

自分は父親は子どものなかで初めて見える「社会」であり、そこから社会を広げていくための基礎を作り、子どもの無限の可能性を「秩序と構成力」を持って広げてあげる存在でありたいと思いました。

 

また、この本では「父性」といものは何も父親だけが持たなければいけないものではなく、母親も持ってもよいと言っています。父親に父性が足りなければ、母親が担ってもよく、祖父母が担ってもいいと言っています。そのためにあえて「父親像」ではなく、「父性」という抽象的な言葉にしたと著者も言っています。

 

なので、誰しもが「父性」というものを担えるのであり、我が家では、自分がしっかり「父性」というものを担っていこうと思いました!!!

 

 

父性の復権 (中公新書)

父性の復権 (中公新書)