まつまつの徒然日記

どーもまつまつです。 一児の父として日々理学療法士として奮闘中です! 日々の記録やアウトプットとしてブログ始めてみました! 興味のあること ・理学療法について ・育児について ・読書について 色々更新していこうと思います! 最近の読書では(習慣化、読書法、マインドフルネス)の本を中心に読んでいます。 またオススメの本があれば教えてください!!!

深い人間になる!読書する人だけがたどり着ける場所

どーもまつまつです!!!

 

今日の本の紹介は

斎藤孝氏の

読書する人だけがたどり着ける場所

 

です!!!

 

 

目次

 

 

 

あらすじ

昨今読書離れが進んでいる中で、ある調査によると「読書時間ゼロ」の大学生が過半数を超えたというデータもあります。しかし、文章を読んでいなうわけではありません。むしろ、ネットなどの多くの情報に触れています。

 

しかし、ネットやSNSで文章を読むことと、読書をすることは、重大な違いがあり、それは「向かい方」であり、ネットなどの文章は次々と情報が流れていくので、一つの情報と向き合う時間が少なくなっています。

 

読書をすることは、作者と「対話」をすることでもあり、作者の「体験」をするようなことでもあります。読書を通して様々な経験をすることで、人格に変化をもたらし、人生に「深み」をもたらしてくれるのではないかと思いました。

 

そしてこの本はその方法を数々の本を通して紹介してくれています。

 

本の構成

この本は、第1、2章で「深さ」とはなんなのか、深くなる読書はどういうものなのかを紹介しており、第3、4、5、6、7章で「思考力を深める」「知識を深める」「人格を深める」「人生を深める」「難しい本」それぞれの本の読み方を紹介しています

 

 

気づいた点

読んだ本にポップを書いてみよう

この本では、まだその本を読んだことののない人が、「読んでみたいな」と思えるような文、キャッチコピーを書いてみようと勧めています。 

 

 その本固有の魅力を文章にするために、これは誰におすすめしたい本なのか、それはなぜか、これを読むとどう変わるのか、自分にとってどんな価値があったのかを考えなくてはいけません。最初から「これぞ」というものをひねり出すのではなく、たくさんアイデアを出してから後から絞るという方法もあります。

 

斎藤氏は本の帯文を頼まれることも多く、案を20個ぐらい出すそうです。

 

自分もブログで本を紹介するときに、このキャッチコピーを頭に入れて、皆さんの興味を引き付けられれば!と思いました。

 

「時代を超えた普遍性」を読み解く

長く、世界で愛されている文学は、一見特殊なことを書いてるようで普遍性があると言えます。

 

この本ではその例としてギリシャ悲劇の「オイディプス王」を挙げています。この戯曲は2500年前につくられており、主人公の置かれた状況も今とは全く違います。

 

この物語が出て遥か後にフロイトはこの物語から「エディプスコンプレックス」というものを提唱し、異性の親に対して愛着を持ち、同性の親に対して対抗心を感じる傾向を表した精神分析の用語になります。

 

この大昔につくられた戯曲は決して特殊な個人的なことだけでなく、普遍的なものだったのです。こうやって長く愛される文学には普遍的に個々に置き換えることができるものがあるのではないでしょうか。

 

東洋のアイデンティティにつながる

「私は日本人だ」という人も「私は東洋人だ」という人はあまりいないかと思います。

 

最近注目を浴びている「マインドフルネス瞑想」は本来の「瞑想」からヒントを得て、宗教色を取り除いたものです。集中力や発想力を向上させるとして、アメリカでブームとなり、今や社員研修やビジネススクールでも行われています。

 

もちろん瞑想のいい部分を取り上げ流こと自体は悪くはないが、もともとインドでの精神世界の極みが、アメリカでツールとして変質してから日本に入って定着してきているところに斎藤氏は情けない感じがすると言っています。現代では東洋人としてのアイデンティティが不足しているのではないかと斎藤氏は言っています。

 

東アジア圏内のアイデンティティを形成しているものといえば「論語」や「老荘思想」「仏教」があります。せっかく東洋圏内に生まれたのでれば、東洋思想にきちんと触れてみてはどうかと斎藤氏は言っています。

 

以上がこの本を読んでの気づいた点でした。この本の中では「人生を深くするため」のおすすめの本を数々紹介しているのでまたこれらを飛んでみたいと思いました!!!