まつまつの徒然日記

どーもまつまつです。 一児の父として日々理学療法士として奮闘中です! 日々の記録やアウトプットとしてブログ始めてみました! 興味のあること ・理学療法について ・育児について ・読書について 色々更新していこうと思います! 最近の読書では(習慣化、読書法、マインドフルネス)の本を中心に読んでいます。 またオススメの本があれば教えてください!!!

人生100年時代の恩恵は受けられるか!? LIFE SHIFT ④

どーもまつまつです!!!

 

今日の本の紹介は

リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット氏の

LIFE SHIFT 第4弾です!!!

 

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

この本はAmazonの2017年のビジネス書大賞も受賞しており、世界的にも数多く読まれている本です。

 

まつまつも遅ればせながらこの本を手にして読んでみたのですが・・・

 

序章から衝撃的な内容が!!!

 

「人生100年時代」がいずれ来ることは薄々感じていたことなのですが、その影響が仕事や今後の貯蓄にも影響してくるとは!!!

 

長生きをすることは良い面も悪い面もあり、それに早くに気づき、行動を起こして行けることはこれからの人生を本当に左右することだなと思いました!

 

過去の記事

 

mezasematsu.hatenablog.com

 

 

mezasematsu.hatenablog.com

 

 

mezasematsu.hatenablog.com

 

 

目次

 

 

 

 

本の構成

この本の構成は以下の通りになっています。

 

序章 100年ライフ 第1章 長い生涯 第2章 過去の資金計画

第3章 雇用の未来 第4章 見えない資産

第5章 新しいシナリオ 第6章 新しいステージ

第7章 新しいお金の考え方 第8章 新しい時間の使い方

第9章 未来の人間関係 終章 変革への課題

 

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

この本を読んでいて気づくこと・まとめたいことが多すぎるので、いくつかの章に分けてこの本の紹介をさせてもらおうと思います。

 

第5章 新しいシナリオ

昔ながらの、3ステージの人生では、確実性と予測可能性のある人生であったため、人生の計画と自己内省はほとんど必要ありませんでした。しかし、人生が長くなれば、不確実性が拡大します。

 

ほとんどの人は、以来の自分のために何が必要かを考える時、誰もが現状を好み、既知のものを選ぶ傾向が多いとされています。経験したことのない生き方を想像することが難しいのです。

 

この章ではありうる自己像について、人生のシナリオを何通りか紹介しています。

 

3.0シナリオ

このシナリオは、従来通りの教育、仕事、引退の3ステージを歩むことを指します。教育のステージで自分の無形の資産に投資し、仕事のステージで、有形の資産を築くというものです。

 

この生き方の問題点は、貯蓄が不十分であること、無形の資産への投資が不十分であり、やがてキャリアと所得を維持することに苦労するということです。

 

3.5シナリオ

先ほど述べた3.0シナリオでの問題点を避けたいのであれば、ある程度の刷新と変化が求められるものの、大きな変化を伴わずに追加の0.5ステージを追加することで、貯蓄を増やせないものの、引退後も当座の生活費をまかなうことで、蓄えを切り崩す年数を減らせるので、資金計画の手助けにはなります。

 

4.0シナリオ

先ほど述べた3.5シナリオでも、これからの長寿化が進んで行くのであれば、投資不足は否めません。そこでもっと積極的な変化を求める4.0シナリオが紹介されています。

 

無形の資産に多くの投資をし、リスクを覚悟した行動をとり、多くの変化と変身を経験するシナリオです。

 

その中では、生産性資産と活力資産に大掛かりな投資を行い、さらには変身資産を高めることにより、高齢でのポートフォリオ・ワーカーに移行する方法(ポートフォリオ・ワーカーに関しては後ほど述べます)や、起業家になるというリスクを選択するインディペンデント・ワーカー(これもあとで述べます)という選択もあります。

 

もちろん全てが成功するわけではありませんが、ここで重要になってくる資産が「変身資産」です。「変身資産」により、自分についての知識を充実させ、新しい活力のある人的ネットワークを築き、様々な経験に対して開かれた姿勢を保つことが大事です。

 

これほどの労力をつぎ込んで進んでいくシナリオには、有形の資産と、無形の資産を構築・増強できるという利点があります。

 

5.0シナリオ

これから長寿化が進んできたとして、今やこれから教育を受けていく世代は、従来の3ステージの働き方が破綻していくのを、教育の時点で気づくことになっていきます。

 

そうするとこれからの彼らは、教育のうちから選択肢を多く持ち、生産性資産などの無形の資産には絶えず投資しなければいけないことを自覚しており、自由に使える時間をレクリエーション(娯楽)ではなく、リ・クリエーション(再創造)ぬ振り分けていく必要性を感じるかと思います。

 

そして、その選択肢の多さから、変身を遂げるのが得意な人なら、4つと言わず、5つのステージで構成される人生を生きることもできます。

 

このことで、働く期間が長くなり、老後に貯蓄を取り崩して暮らす年数が短くて済む反面、二度の移行期間の生活資金も用意しなくてはいけません。

 

また、お互いのステージを支えるためのパートナーとの関係性が重要にあります。

 

従来では、男性が働き、女性が家庭に入るという構図で、3ステージを全うすることができました。しかし、これからは男女両方が職を持つことに魅力を感じ、パートナーそれぞれが自分の人生を計画し、人生のバランスを取っていくために、二人が支え合い、互いに尽くす必要性が出てきます。

 

第6章 新しいステージ

長寿化がもたらす大きな恩恵は「時間」という贈り物です。人生が長くなれば、目的意識を持って有意義な人生を形作るチャンスが生まれます。

 

この章ではエクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカーという3つの新しいステージの目的と性格を掘り下げて述べています。

 

エクスプローラー(探検者)

エクスプローラーは、一カ所に腰を落ち着けるのではなく、身軽に、そして俊敏に動き続けます。このステージは発見の日々であり、旅をすることで世界について新しい発見をし、あわせて自分についても新しい発見をします。

 

このステージを生きている人には、自分という存在の境界を押し広げ、固定観念から脱却し、他の人たちの行動をじっくり見ることで、自分の思い込みや価値観に新しい光を当てます。

 

このステージを生きるのに年齢は関係ないですが、このステージを生きるのに適した時期もあります。それは18〜30際ぐらいの時期、40代半ばの時期、そして70〜80歳の時期です。これらに時期は人生の転機になりやすく、自分の持っている選択肢について理解を深め、自らの信念と価値観について深く考える時間にできます。

 

エクスプローラーとして探検を行うことは、選択肢を理解し、自分に最も適した選択をするのに必要だが、探検には危険と失敗のリスクも満ちています。

 

いずれにせよ、有効なエクスプローラーのステージを生きるためには、活動と発見の時期を過ごすことを心がけて、決して受け身の時間にしてはいけないとこの本では言っています。

 

インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)

インディペンデント・プロデューサーのステージは起業家のように旧来のキャリアの道筋から外れて自分のビジネスを始める人たちを指します。このステージは人生のどの段階にいる人でも実践でき、一言で言えば、職を探す人ではなく、自分の職を生み出す人と表現されます。

 

起業家は過去のどの時代にもいました。しかし従来の起業家とは違い、基本的に永続的な企業を作ろうとはせず、もっと一時的なビジネスを行おうと試みることを指しています。

 

インディペンデント・プロデューサーは素早く実験を重ねて、何が有効で何がうまくいかないかを学んでいきます。そして、それが最もうまくいくのは、自分が経験していることに意識を向け、それをありのままに受け入れる姿勢を強く持ち、試行錯誤を繰り返していくときであると言われています。そうしていく中で絶えずフィードバックを得て、プロジェクトを成功させる方法を見出していくのです。

 

このステージでは、生産活動を通して、学習することに重きが置かれるため、金銭的資産を大きく増やせるケースは多くありません。しかし、このステージで身につくスキルや知識はたいてい、実用的で、汎用性が高いため、様々な産業で有効で、未来の仕事でも役に立つことが多いです。

 

従来の起業家たちは自分たちの知的財産権を守ろうとしてきましたが、新しい時代のインディペンデント・プロデューサーたちは知的財産を公開し、ほかの人たちとシェアすることを重んじます。コピーされることは、高く評価されている証しで、そのことにより評価が高まると感じるのです。

 

将来は、企業側が有能なインディペンデント・プロデューサーを見出す意欲と能力を高め、個人との間で一人一人異なる関係を築くようになることが考えられます。

 

 

ポートフォリオ・ワーカー 

ポートフォリオ・ワーカーとは様々な活動に同時並行で取り組むように、異なる種類の活動を同時に行うステージを指します。このステージも年齢による実践の制限はありません。所得の獲得を主たる目的とする活動、地域コミュニティとの関わりを主たる目的とする活動、親戚の力になるための活動、趣味を極めるための活動など、様々な活動のバランスを生きようとします。

 

バランスのとれたポートフォリオを築く3つの側面として、支出をまかない、貯蓄を増やすこと・過去の経歴とつながりがあり、評判とスキルと知的刺激を維持できる役割を担うこと・新しいことを学び、やり甲斐を感じられるような役割を新たに担うことがあります。

 

この働き方をしていく上で障害になるのが、長く生きる間に一定の行動パターンが身についてしまうことですが、早い段階で準備に取り掛かり、職に就いているうちに、小規模なプロジェクトを通じて実験を始めるひとは移行に成功しやすいです。それを繰り返すうちに、ロールモデルを、見つけ社内中心の人的ネットワークを社外の多様なネットワークに変えていくのです。

 

ポートフォリオ・ワーカーにとって問題の一つは、様々な活動に携わることは、刺激と興味を味わえる反面、その代償として、非効率性から逃れられないのです。それらの解決策としては、様々な活動の間に相乗効果を生み出すというものです。重要なののは、互いに無関係のスキルと能力ではなく、互いに関連のあるスキルと活動を選ぶことだと言っています。

 

まとめ

今回は「人生100年時代」が迫っている中で、従来の3ステージの働き方とは異なった、3.5あるいは4.0のステージを歩んでいくシナリオを紹介し、新しいステージを3つの特徴のある働き方を紹介していきました。

 

人生が長くなる分、様々なことにチャレンジでき、失敗してもやり直しが聴く期間が多くなることが大きな恩恵かもしれませんが、第4章で紹介した「見えない資産」「無形の資産」は初期の教育のステージの投資では人生の後半の頃には古くなってしまう時代が来るのです。

 

そのためにも、どこかの期間で、この無形の資産(知的生産性、活力、友人関係、変身資産)への大きな投資を行っていかなければなりません。これをするために、探求することを選ぶ人もいれば、独立して生産する道を選ぶ人もいるし、様々な活動を結びつけて同時並行で行っていこうと考える人もいるわけです。

 

どれを選ぶにしても、変身資産である、自分自身をすること、人的なネットワークを築くこと、変化に対して前向きな姿勢でいることがこれからの時代重要になっていくことが改めてわかりました!!!自分もこの変身資産を築くために、自己洞察などを進めていき、準備をしていきたいと思いました!!!

 

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)