まつまつの徒然日記

どーもまつまつです。 一児の父として日々理学療法士として奮闘中です! 日々の記録やアウトプットとしてブログ始めてみました! 興味のあること ・理学療法について ・育児について ・読書について 色々更新していこうと思います! 最近の読書では(習慣化、読書法、マインドフルネス)の本を中心に読んでいます。 またオススメの本があれば教えてください!!!

仕事も家庭も欲張りたい!!新しいパパの働き方

どーもまつまつです!!!

 

今日の本の紹介

NPO法人ファザーリングジャパン著の

 

新しいパパの働き方

 

です!!!

 

新しいパパの働き方

新しいパパの働き方

 

 

この本はNPO法人である「ファザーリングジャパン:FJ」という父親団体が、メンバーの実体験を元に、日本中の父親の働き方に関する疑問や悩みの解決と「新しい働き方」のヒントを提示したいという思いから執筆した本です。

 

タイトルにもある「新しい働き方」として、「バリキャリ」や「ゆるキャリ」にも属さないキャリアとして、仕事にも育児にも精一杯全力で取り組むことを目指す「育キャリ」という働き方を提唱しています。

 

今回はこの「育キャリ」についてをまとめたいと思います。

 

目次

 

 

「育キャリ」って?

先ほども述べたように「育キャリ」とは、子育て期のパパ・ママの話題に触れる時に出てくる、仕事に打ち込み、プライベートを犠牲にすることも厭わない「バリキャリ」や、家庭を重視した重視した働き方をする「ゆるキャリ」にも属さない、「仕事か家庭か」の二択ではなく、「仕事にも育児にも精一杯全力で取り組むことを目指す」働き方のことを指しています。

 

自分も仕事ももちろん頑張りたいですが、生活の基礎にあるのは「家庭」であり、今の子育ては「期間限定」であることをすごく感じるので、この「育キャリ」という言葉に、共感しました!!!

 

「育キャリ」を実践する人たちの共通項としては、一定水準以上の育児・家事時間です。FJ会員の調査では「育キャリ」を目指している会員の1週間の平均育児・家事時間は1日2時間以上あり。この時間は欧米諸国の数値に近く、内閣府の2020年の目標値とも重なります。

 

「育キャリ」を測る指標として①仕事②パートナー③子どもの3つの要素を用いてモデル化されます。この3点が、互いにリンクしながら

レベルアップしていくことで、キャリアが構成され、人間的にもさらに魅力溢れるパパになれるというわけです。

 

育キャリの3つのモデル

FJ会員の「育キャリ」の中にも様々な形があり、「上昇志向パパ」「家庭志向パパ」「柔軟志向パパ」の3つに分類されています。

 

これはパパ達が様々な雇用環境、家庭環境のなかで、自分と家族に合ったライフスタイルを試行錯誤しながら見つけて行こうとする姿勢が見受けられます。

 

ナンバーワンではなくオンリーワンの働き方こそが「新しい働き方=育キャリ」なのです。

 

ここではそれぞれの志向のパパを「ワークスタイル」「パートナーシップ」「悩み」の観点で紹介したいと思います。

 

上昇志向パパ

上昇志向パパは、自身のキャリアアップに積極的で、子育てを理由に仕事に成果は落としたくないと考えています。しかし、仕事だけでなく、育児にも積極的に関わりたいと考えています。そのために、仕事を効率化し、すきま時間を作っては、その時間を育児・家事に充てています。

 

この志向のパパ達はむしろ、子育てから得られる知見や人脈なども自身のキャリアに活かすことができると考えており、仕事にも育児にも貪欲に取り組んでいます。

 

ワークスタイル

この志向のパパ達はモバイルを駆使して、自分のワークスタイルを適宜工夫しています。例えば、「子育てのゴールデンタイム」を確保するために、会社でしかできない仕事を早めに終わらせて、会社を出てからの移動中も子どもを迎えにいく時間まで仕事をしています。帰宅後も、30分程度のすきま時間があれば仕事をします。

 

このように仕事のできる時間と場所を貪欲に求めながら工夫を重ね、きちんと仕事の成果は出しながらも、子育ての時間はしっかり確保するのが上昇志向パパのワークスタイルです。

 

そのほかの特徴としては

・定時退社ではなく、「早帰り」にこだわる

・徹底したスケジュール管理と優先順位づけ

・子育てで得たスキルや人脈を、仕事に活用する

イクメンキャラの確立

などです。

 

パートナーシップ

上昇志向パパのパートナーシップの特徴としては、いつでもどこでもコミュニケーションを取るために、スケジュールの共有化を図ります。残業の時間なども書き込み、それを一種の約束にして、自分を追い込んで、仕事をすることもあります。仕事の予定も家族の予定も同時達成していくことに意味があると上昇志向パパは考えています。

 

また遠隔コミュニケーションを図るために、モバイルでのコミュニケーションを密に図ります。とはいえ、コミュニケーションをモバイルだけに頼ることにも危険が潜みます。顔を合わせたコミュニケーションを図ることも重要です。

 

例えば、帰宅した時のパートナーの「ただいま」「おかえり」の第一声のテンションで、パートナーの機嫌を察知します。ただでさえ家族と過ごす時間が少なくなってしまうのが上昇志向パパの傾向にあるので、パートナーの機嫌には大きな注力を割いています。

 

普段からの子どもの様子や、ちょっとしたパートナーの仕草などの観察力を磨かなければいけません。

 

悩み

上昇志向パパの悩みとしては、仕事、子育て、パートナーとの関係すべてに十分な時間をかけられず、時間制約のある中で仕事の成果を出さなければいけないことにあります。このように限られている時間の中でいかに効率的に仕事、育児、家事をこないていくかが、鍵になります。

 

この時間制約ある中で、パートナー、家族とのふれあいの時間が確保できないこともあります。そのために、スケジュール確認や、家事分担の話題はモバイルで済ませてしまい、リアルな触れ合いの時間では、スキンシップを大事にするなどの工夫が必要です。

 

 

家庭志向パパ

家庭志向パパは子どもとパートナーを何よりも優先し、子育てや家事など、家庭の役割の多くを自分が担っていきたいと考えているパパです。

 

このスタイルのパパは、学校のPTA活動や、地域のパパサークル、ボランティア活動などにも積極的に参加します。これらの経験から得られた知見を、パートナーシップの維持や仕事にも積極的に活かそうとしています。

 

ワークスタイル

家庭志向のパパは定時退社や有給休暇の取得が前提であり、保育園の子どもの送迎や夕飯の買い物などを担当します。また、子どもの学校の行事は平日に行われるため、有給休暇をフル活用して、これらの行事に積極的に参加します。

 

家庭第一にしたとしても、仕事で手を抜くわけにはいきません。当日の通勤途中に今日やるべき業務のToDoを作るのはもちろん、子どもの急な病気などで会社を休まなければいけない時に備えて、担当業務の「見える化」を行います。仕事の見える化は、自分にしかできない仕事をなくすことにもつながります。

 

自分が家庭を優先したワークスタイルをとる限り、同僚に負担や迷惑をかける場面が多くなるので、職場でのコミュニケーションをとても大切にしています。同僚には常に感謝の気持ちを伝えられるように心がけ、反対に、同僚に何かあればすぐに手を差し伸べることができるようにしています。

 

定時内に仕事をした後は、仕事を家庭に持ち込まないのが家庭志向パパの特徴です。育児のゴールデンタイムには子どもとしっかりと向き合い、仕事関連の スマホやパソコンをいじらないように心がけます。

 

パートナーシップ

家庭志向のパパは、パートナーのライフスタイルややりたいことを尊重し、その実現のために自分はどうすれば良いかを常に考えています。また帰宅時間が安定しているため、家庭での家事・育児を難なくこなすだけでなく、その質の高さを追求します。

 

また、家庭だけでなく、地域のネットワークにも積極的に参加しようとします。保護者会やPTA活動に出席し、自治会にも顔を出します。そこで得た人脈や情報は、パートナーとシェアし、パートナーが地域で孤立しないように心がけています。

 

悩み

家庭志向パパたちは定時内での成果の出し方が難しく、常に業務の最短コースを目指しています。なので、仕事の優先順位をつけて、今日中にやらなければならないことを明確化し、上位者及び、同僚と共有することが重要になります。

 

明日できる仕事は、明日に回すことも考えています。

 

また、保護者会や地域の活動などに時間を取られるあまり、結果的に、自分の子どもやパートナーと触れ合う時間が減ってしまう恐れがあります。なので、家庭や地域活動の状況についてパートナーと十分に話し合い、自己判断だけでこれらの活動を広げないことが重要になります。

 

また、夜にこれらの活動に関する会合の予定が入るときには、育児や家事を終えてから家を出るようにすると、パートナーの厳しい態度も緩和されます。

 

日本の地域社会は。女性と高齢者で構成されています。そのため、保護者会やPTAの活動などは専業主婦で成り立っており、そこに「父親」として入っていくことは、互いに気を遣うことも多く、場合によっては「異分子」として排除される力が働くこともあります。

 

なので、くれぐれも意気込みが先行して突っ走るようなことをしないように気をつけなければなりません。地域社会ではビジネスの場合と違って、合理性や効率性を考えた行動が通用しなかったするので注意が必要です。

 

また地域の活動に参加しなかった時のパートナーのメンツも大事にしなければいけませんし、パパばかりでなく、パートナーもときどき地域活動に顔を出せるような環境づくりが必要です。 

 

柔軟志向パパ

「上昇志向パパ」と「家庭志向パパ」の中間に位置し、ライフステージや状況に応じてワークスタイルを柔軟に変えていくのが「柔軟志向パパ」です。

 

柔軟志向パパは、仕事やキャリアには前向きで、中長期的には「上昇志向」です。しかし、子どもが小さいうちは家庭優先というように、ワークスタイルの切り替えを柔軟に行うことができます。

 

ワークスタイル

 柔軟志向パパのワークスタイルは、先ほど述べた「上昇志向パパ」と「家庭志向パパ」を柔軟的に切り替えていくスタイルで、その基準は子どもやパートナーとの時間を大切にして、ある程度仕事は割り切って行動できるところに特徴があります。

 

柔軟志向パパの仕事の進め方は基本上昇志向パパの進め方で、いざという時は迅速に対応できるように、業務はいつでも引き継げるようにするなどの工夫をしています。

 

パートナーシップ

柔軟志向パパのパートナーシップの特徴は、優先順位のとり方が、パートナー第一であるため、パートナーの話を聞き、パートナーを尊重し、パートナーに感謝する姿勢が、上昇志向パパや家庭志向パパよりも強い傾向にあります。

 

また、柔軟志向のパパは、仕事に関しては上昇志向のパパと近い感覚を持っていて、仕事でここ一番の時は、家庭はパートナーに任せて、仕事で大きな成果を上げられるように集中します。一方、子どもやパートナーとの関係が重要な時には、キャリアを犠牲にしてでも、家族優先で行動します。このパートナーとの「お互いさま」の感覚が一番強いのが、柔軟志向パパの特徴です。

 

悩み

 柔軟志向パパは、仕事、子ども、パートナーの状況を見ながら自分のワークスタイルを決定しようとするため、状況に振り回されやすいリスクがあります。そのため、仕事や育児・家事で激務となることが多いので、職場の理解が必須になります。

 

 また、パートナーの残業などに柔軟に対応していたとしても、思ったより感謝されずにショックを受けるケースなどもあり、抱えている苦労をパートナーや職場にわかってもらえない時があります。そんな時は、子どもに対するものと同様に、見返りを求めない愛情で接し続けることも大事かもしれません。

 

まとめ

今回はこの本に紹介されていた父親の新しい働き方としての「育キャリ」を紹介してきました。女性の社会での活躍が進んでいる中、従来の父親が仕事に専念すればいい時代の考え方では、この社会の変化についていけないことがわかります。

 

また、育児・家事に参加して子ども・パートナーのためになりたい!!!という男性も増えてきていると思います。

 

そんな家庭を中心にした中でも「上昇志向」「家庭志向」「柔軟志向」などの様々な働き方があります。

 

自分はこの中では働き方としては上昇志向ではありますが、やはり、子育ては期間限定で今でしかできない体験であり、今こうやって子ども、パートナーのために日々を過ごすことで、今後も家族の中でも信頼を得ていきたいと思っています。

 

なので、子どもの就学までは子どもの成長やパートナーの仕事復帰を支えられるように、出来るだけ、家庭を中心に考えていきたいと考えているので、この3つの中では「柔軟志向」の部類に入るのではと思います。

 

そりゃあ仕事も育児も家事もなんでもそつなくこなせる能力があればいいですが、この本にも書かれていたように、仕事をしたくても、子ども、パートナーの状況に左右されることがあるので、思うように進まない時もありますが、今だけしかできない体験だと思って、子どもの成長を間近で見守れたらと思っています!!!

 

 

 

新しいパパの働き方

新しいパパの働き方