思考体力を鍛える
どーもまつまつです。
今日は物事を粘り強く考える癖をつけたいとの思いから
西成活裕氏の
思考体力を鍛える
を紹介したいと思います。
この本は
「思考体力」という言葉を「運動体力」になぞらえて、決してあきらめず、考え続ける力という意味で名付けられました。
思考体力は以下の6つの力で構成されるとこの本では言っています。
「自己駆動力」
自らの意志で決めて動く力。車で例えると「エンジン」の役割を果たします。
「多段思考力」
決してあきらめず、「もう一段先」「もう一段先」と考え続ける力。車で例えると「アクセル」の働きを果たします。
「疑い力」
何か情報を得たり、自分で答えを導いたりしたいときに、「本当に正しいのだろうか?」と一旦立ち止まって考えてみる力。車で例えると「ブレーキ」の役割を果たします。
「大局力」
全体を見渡す力(空間全体を見渡す「周辺視野」と時間を読む「サキヨミ」に分けられる)。車で例えると「カーナビ」の役割を果たします。
「場合分け力」
分岐点できちんと分類・整理して最適な道を選びとる力です。
「ジャンプ力」
何段も思考をジャンプして解決策を見出す力。
この6つそれぞれの力の性質、鍛え方をこの本では紹介しています。
この中で何点か気づいた点を紹介したいと思います。
・「疑い力」を支えるのは「フィードバック」
・まずは「ちょっと先」を考えてみる
・多くの情報を得ようとする姿勢を持つ
です
・「疑い力」を支えるのは「フィードバック」
「疑い力」を養う時、疑いっぱなしではダメで、何が正しいのか知るために、まず仮説を立て、正誤を検証していく必要があります。これを支えるのが「フィードバック」です。
ここでの「フィードバック」は
仮説を立てて試行したあと、結果を見て、再び原因までさかのぼって調整していくこと
としてこの本では扱われています。
そのように常に周囲の環境をよく見て、「フィードバック」をし、自分がきちんとターゲットに向かって進んでいるかどうかを見極めて、また、「フィードバック」を繰り返す。このことが「疑い力」を養う成功への鍵とこの本では言っています。
・まずは「ちょっと先」を考えてみる
「大局力」に中でも「サキヨミ」をする習慣づけするために、日頃から「ちょっと先」を考えて行動するといいとこの本ではいっています。
この「サキヨミ」があまりできていない人の例として
あるスーパーやコンビニでレジが混んでいるときに自分の番が来た時にやっと財布を出す人は
例えばレジに並んでいる最中から財布を出し、すぐに払えるようにする
など「ちょっと先」のことを考えて行動する習慣をつけることが「サキヨミ」の力を養う上で大事であると言われています。
このことに関しては自分はケッコー普段からできている自負しています。
自分はせっかちな性格でもあるので、コンビニなどでレジが混んでいると、
まずは会計の合計をざっと計算し、財布からお金を出す準備をする
商品を置くときはすぐにスキャンできるようにバーコードを店員さんの方に向けて置く
会計の予想の金額を準備しつつ、誤差範囲の端数のお金も準備する(1〜9円)
などせっかちな性格が功を制して「サキヨミ」を普段からしている気がしました。
・多くの情報を得ようとする姿勢を持つ
この本の中で「場合分け力」を使ってその時の自分にとって「ベストな選択」や「正解」を導き出すためには
出来るだけ多くの選択肢を列挙し、その結果を予測し、メリット・デメリットを書き出すことやその際にダブルスタンダードを視野に入れ、迷った時の判断は「善悪」で考え、短期的・長期的に成果を考えるなどの注意点があるとこの本で言っていますが、
普段から「場合分け力」を養うために「多くの情報を得ようという姿勢をもつ」ことが重要だと言われています。
普段からちょこちょこ周囲にも気を配る努力をし、少しでも多くの情報を得ようとする姿勢を持つように心がけていこうと思います。
以上がこの「思考体力を鍛える」からの気づきです。
タイトル通りのことですが、やはり普段から自らの意志で行動し、常に周囲に気を配り、情報を得て、少し先を予測し、常に自分の思考を疑い、粘り続けることで
「思考体力」が鍛えられるのかなと思いました。