自分を変える教室②
どーもまつまつです。
今日は以前に紹介した
ケリー・マクゴニガル氏の
スタンフォードの自分
を変える教室
の後半の5章〜9章を紹介したいと思います。
以前の記事はこちらです
前半では意志力を磨く方法、潜在能力を引き出す方法、本能的な意志力、自制心は疲れていると発揮されない、よいことをすると悪いことをしようとしてしまう。
などの紹介がされていましたが、
後半では、「欲求」を「幸せ」と勘違いしてしまう、気分の落ち込みが挫折につながってしまう、快楽の経済学、意志力はうつる、「やらない力の限界」などが紹介されていました。
その中でも「皮肉なリバウンド効果」の紹介は衝撃的でした。
どんな効果かというと・・・
1985年に学生に行われた実験で、ダニエル・ウェグナー氏がたった一言
「5分間、シロクマのことを考えないでください」
と言っただけで、普段頭の中に浮かんでくるはずのない「シロクマ」が頭から離れなくなってしまったのです。
このようにある考えを頭から追い払おうとすると、逆にそのことが頭から離れなくなってしまう
このことをウェグナー氏は「皮肉なリバウンド効果」と名付けました。
このように人の「思考」は容易にコントロールできるものではないのです。
このようなことも含んで、この後半の章で気づいたことを何点か紹介します。
・失敗した自分を許す
・10分待つ
・欲求を受け入れる
・失敗した自分を許す
意志力のチャレンジ中に一度失敗をしてしまうと「どうにでもなれ効果」と言って、誘惑に負けた事が即、大きな失敗に繋がるとは限らないのに、自己嫌悪に落ちいってしまい、何か気晴らしをしたくなってしまうとこの本では言っています。
この時に自分や他人から「なぐさめの言葉」をかけてもらえる事で、「どうにでもなれ効果」が緩和されるとも言われています。
自己批判をしてしまうことは、モチベーションの低下や自己コントロールの低下を招いてしまい、このことはうつ病の最大の予兆であると言われています。
逆に、自分への思いやり、励ましをすることは、やる気の向上や自制心の強化に繋がると言われています。
そこでこの本ではその失敗した自分を許す事が大事であると言っています。
失敗をしてしまった時、自分に対して思いやりを持つ事で罪悪感が和らぎ、気をとりなおしてまた頑張れるのです。
その方法として
①どんな気持ちがしたか考える
②人間だもの
③友達にはどんな言葉をかけるか
・10分待つ
この本の中で「人間とチンパンジー」を対象にした実験が紹介されています。
この結果で衝撃的だったのが
人はすぐに手に入らないと気がすまない
→遅延による「価値割引」:将来の幸福を犠牲にしてまで、目先の満足を得ようとする
「限定合理性」のように目に入る事で「報酬」を期待してしまう。
そこで「10分待つ」という方法にチャレンジします。
この方法は「やる力」「やらない力」にも応用できる。
・欲求を受け入れる
「皮肉なリバウンド効果」のように人は「考えるな」と言われたことを実行してしまう。
「思考」はコントロールできないので、「思考」を抑えつけず、「行動」だけを自制するとよい。
その方法として
欲求を受け入れる
①誘惑や欲求を感じていることに気づく
②気をまぎらわせようとせずに、欲求や気持ちを素直に受け入れる
③落ち着いて考える
④大事な目標を思い出す
以上がこの本の後半を読んで、気づいた点です。
そのほかさまざまことを紹介したいのですが、まずは自分が実践していって身につけていこうと思います。
この本には「意志力」の全てが載っていると思いました。