まつまつの徒然日記

どーもまつまつです。 一児の父として日々理学療法士として奮闘中です! 日々の記録やアウトプットとしてブログ始めてみました! 興味のあること ・理学療法について ・育児について ・読書について 色々更新していこうと思います! 最近の読書では(習慣化、読書法、マインドフルネス)の本を中心に読んでいます。 またオススメの本があれば教えてください!!!

雑談と相談で結果を出す!!!「ザッソウ 結果を出すチームの習慣」②

どーもまつまつです!!!

 

今日の本の紹介は

倉貫義人氏の


ホウレンソウに代わるザッソウ 結果を出すチームの習慣

 

です!!!

 

 

 

目次

 

 

過去の記事 

 

 

mezasematsu.hatenablog.com

 

 

本の構成

第1部 「ホウレンソウ」よりも「ザッソウ」

第2部 「ザッソウ」でチームの成果は上がる

第3部 「ザッソウ」しやすい職場の作り方

第4部 チームと人を変えていく「ザッソウ」

 

前半で気づいたこと

Googleが発見した生産性の高いチームの共通点

高い生産性と、創造性を兼ね備えたチームを作るために必要な要素として最近注目されていのが、「心理的安全性」です。

 

かのGoogle社の調査の中で、「効果的なチームを可能とする条件は何か」が注目されています。その結果で、生産性の高いチームの共通点として「他者への心づかいや同情、あるいは配慮や共感がある」が挙げられ、具体的に5つの項目が挙げられました。

 

心理的安全性(ミスをしても非難されない)

・相互信頼(仕事を最後までやりきってくれる)

・構造と明確さ(有効な意思決定プロセスがある)

・仕事の意味(自分自身にとっても意義がある)

インパクト(どう貢献しているか理解している)

 

です。

 

この心理的安全性とは、チームの中で気兼ねなく安心して発言や行動ができることで、そうした状態であれば、ミスを恐れずにチャレンジできたり、困った時に気軽に相談できるようになるとこの本では言っています。このことが、チームでの生産性と創造性を高くすることに繋がっていくと言っています。

 

この心理的安全性は、かしこまった場所では、きちんとしたことをしなければいけないと中々得られませんが、雑談などをする中では高まり、気兼ねなく話すことができます。

 

つまり「ザッソウ」と言う「雑談」でのコミュニケーションが心理的安全性を高め、気兼ねなく失敗を恐れず発言できることにつながるのです。

 

「1on1」のザッソウで多様化する個性をつなぐ

1つのチームとして目標や目的に向かって一致団結していくには、これまで以上にお互いのことを深く知る必要があります。

 

最近では「1on1ミーティング」と言う形で、上司と部下で、お互いに考えていることなどを共有する機会を作っている組織が多くあります。有名な企業でいえばヤフー株式会社が導入しています。

 

この1on1ミーティングこそ、中身はザッソウで、気軽に話すことができ、上司はザッソウを通じて、自分になかった価値観を知ることができます。そして、それを受け止めることで、メンバーはより成長し、能力を発揮して輝ける仕事を与えることができます。

 

一人一人の人間性や個性を認めることこそが、組織の多様性を実現する上で必要となります。そしてザッソウこそが多様性を受け入れるための鍵になるのです。 

 

ザッソウがもたらす6つの効果

 この本では、ザッソウがチームに及ぼす効果を以下のように挙げています。

1、助け合いのできる信頼関係が構築される

 普段からザッソウができていれば、社内の雰囲気や社員たちの様子もなんとなくわかり、お互いに助け合う信頼関係が生まれます。

 

2、共通の価値観やカルチャーが醸成される

 チームのように人が集まると、そこには共通の価値観が生まれ、それに合致した人が集まってきます。またそれが明確なものになることで、社員たちの行動もそれに沿ったものになっていくのです。

 

チームにザッソウが溢れることで、その行動にまつわる「良い噂話」として、雑談として広まっていき、ザッソウに参加しているだけで、その価値観を学ぶいい機会になるのです。

 

3、社員のキャリアや将来への不安が少なくなる

 人が働いている時、悩み考えていることの一つに「自分のキャリアや将来」に関することがあります。しかし、このことは中々公式に相談する機会はそうありません。

 

こうした話は、同期や友人、パートナーにな話すことが多いのではないでしょうか?ここでザッソウがあることで、普段から自分の価値観を気軽に話しておくことができます。

 

上司からしても、ザッソウがあることでメンバーが抱えている悩みを知り、ケアをすることができます。そうしてもらえると部下からしてもザッソウを通じて、それを上司に知ってもらえていると言う安心感を得ることができます。

 

4、気軽なフィードバックで仕事の質と速度が向上する

企画書や報告書等を作成していく時に、上司として困るのは、依頼や指示をした内容と全く違うものが時間をかけた後に出てくるケースです。その時にやり直しを行うことで、大幅に時間と労力をロスすることになります。

 

ここでの最善手といえば、少しずつ確認していくことが手戻りを減らすことです。ここで、ザッソウの形を取りながら、途中で確認する機会を作ります。

 

むしろ上司から声をかけてあげることで、途中であっても確認することができれば、依頼した側も、より適切なフィードバックをすることができます。

 

5、マニュアル化されにくい暗黙知が共有される

 仕事において、その現場で得られるノウハウや、その人が経験して得られた知見などに「暗黙知」(個人の中にある主観的で、きれいにまとまりきらないもの)と「形式知」(明示的に共有できるような客観的に表現されたもの)があります。

 

形式知」はマニュアル化や書籍化することができ、それを共有することはさほど難しくありません。ですが、「暗黙知」の共有は厄介です。

 

再現性の低い仕事において重要なのは、暗黙知のまま共有していくプロセスですが、ここで有効なのがザッソウです。なぜならこれらは、仕事に取り組む上での雑談や相談によって伝承されていくものだからです。

 

 

6、自分たちで判断して仕事を進められる社員が育つ

これからの時代、現場で起きる問題は様々であり、個々のメンバーが自分自身で判断し、行動することが求められます。 

 

 そのためには、メンバー個々が決断する機会を多く持つことです、決断力は。自分自身で決断した経験の積み重ねによってのみ身につけることができます。

 

難しい決断も、まずは小さな決断を続けていくことで、徐々に大きな決断ができるようになります。

 

そこで、ザッソウを使って振り返りを行っていくことで、そのことを共有し、上司は「自分だったらどう考えたか」と言う価値観を共有することで、決断に対するプロセスを学ぶことができます。

 

おわりに

 以上が前半を読んで気づいた点でした。やはり、普段から他のメンバーとコミュニケーションをとることで、チームの心理的安全性を高め、気軽にザッソウを繰り返して、お互いの価値観を共有していくことが、ゆくゆくはチームのメンバー一人一人が自分たちで考え、決断できるようになっていくことがわかりました!!!

 

次は後半を紹介したいと思います!!!