アウトプット大全(再読) 前半
どーもまつまつです。
今日の本の紹介は
樺沢紫苑氏の
アウトプット大全
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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です!
この本も再読して、要点をまとめようと思いました。
その理由としては8月3日にこの筆者である樺沢氏の
インプット大全が発売予定であるからです!!!
このインプット大全を読む前に以前出されていたアウトプット大全をもう一度まとめていこうと思ったのです。
この本は「アウトプット」に関してのことが凝縮されており、5つのChapterからなります。
中でも自分が心に留めていること、実践していることを中心に紹介します。
CHAPTER1アウトプットの基本法則
・アウトプットの定義
そもそも「インプット」「アウトプット」とありますが、どのようなものかというと
「インプット」とは脳の中に情報を入れる、つまり「入力」すること。具体例で言えば、「読む」「聞く」ことで、インプットは「脳内世界」を変えます。
「アウトプット」とは脳の中に入ってきた情報を脳の中で処理し、外界に「出力」することです。具体例で言えば 「話す」「書く」「行動する」ことで、「現実世界」を変えられます。
・出力と入力のサイクル
アウトプットすることは「現実世界」を変えられることで、自己実現へ向かっていくことです。しかし、そのためにはインプットも必要。インプットとアウトプットをどんどん繰り返す。そして、一巡するたびに少しずつ成長していく。このことは筆者は「成長の螺旋階段の法則」と読んでいます。この方法こそが、究極の勉強法、学習法であり、「自己成長の法則」と言っています。
・黄金比
ではインプットとアウトプットの最も効率的な比率はどうすればいいのか?というと、ほとんどの人はインプット7:アウトプット3と答えるそうですが、研究データでは
インプット3:アウトプット7
の比率が最も効率がいいとの研究結果が出ています。
・効果的なフィードバック
自己成長のためにインプットとアウトプットの繰り返しの中で、アウトプットの後、インプットの前に必ず必要なことがあります。それは「フィードバック」です。
フィードバックとはアウトプットのよって得られた結果を評価、考慮し、次のインプットに修正を加えるという作業です。見直し、反省、改善、方向修正、微調整、原因究明がフィードバックの類に入ります。
この本では効果的なフィードバックを行う方法も載っています。
1、短所克服と長所伸展
人間が成長するための方向性としてはこの短所克服と長所伸展の2方向です。例えば問題集を解くとき、「正解」したのであれば、応用問題や難問に挑戦していくことが、「長所伸展」、一方「不正解」だったのであれば、間違えた原因を究明、教科書を再読、基本を確認して「短所克服」します。
2、広げると深める
学びを進めていく時の方向性は「広げる」と「深める」の2方向です。
最初はある程度「広げる」勉強を行っていき、好奇心がそそられるものがあれば、それをどんどん「深める」勉強に切り替わっていきます。
3、「なぜ?」を解決する
インプットとアウトプットを繰り返していくうちに、必ず「疑問」が生まれてきます。この「なぜ?」を放置せず、突き詰めていくことで、その先に「気付き」が生まれるとこの本では言っています。疑問を自分で解決する方法が、成長のスピードを加速させます。
4、人に教えてもらう
最も効果的なフィードバックは「人」からアドバイスをもらうことであるとこの本では言っています。先生、先輩、上司、専門家など自分より知識の多い人に適切なアドバイスをもらうことが、飛躍的に成長する方法です。
しかし、その場合何でもかんでも質問すればいいというわけではなく、「なぜ?を解決する」ために質問することで、一歩先のアドバイスがもらえます。
・アウトプットのメリット
この本ではアウトプットのメリットを以下のように挙げています
1、記憶に残る
インプットしただけの知識は記憶に残りにくいです。しかし、アウトプットすることで、脳はそれを「使われた情報」「重要な情報」判断するので、記憶に残ります。
2、行動が変わる
アウトプットとは全て「運動」であり、「行動」になります。アウトプットの後にフィードバックすることで、行動はよりいい方向に向かうとこの本では言っています。
3、現実が変わる
自分の行動が変わると、周囲の人に様々な影響が表れて、現実が変わります。現実世界がよりポジティブな方向に動き出します。
4、自己成長する
インプット、アウトプット、フィードバックを繰り返すことで自己成長ができます。
5、楽しい
アウトプットを楽しく、ポジティブにすると人から評価・信頼されます。そのことによってアウトプットのモチベーションも上がっていくのです。
6、圧倒的な結果がでる!
自己成長が進み、現実がどんどんいい方向に変化していきます。職場で評価が上がったり、人間関係が円滑になったり、様々なポジティブな結果が連鎖的に起こり、人生が楽しく、豊かなものになります。
CHAPTER2話し方
・ポジティブに話す
「話す」ということも立派なアウトプットです。
ここで注目することが、ポジティブな言葉とネガティブな言葉の比率です。
ある研究では、ビジネスでうまくいっているチームの会話のポジティブな言葉とネガティブな会話の比率は3:1以上であるという結果が出ています。さらに、最も業績を挙げているチームの比率は6:1にまでも達するそうです。夫婦関係でもこの比率は重要で、研究によると、比率が5:1を下回ると離婚の確率が高まるという結果も出ています。
なので、仕事上や、良好な人間関係を維持するためにはポジティブな言葉はネガティブな言葉の3倍以上必要であることが必要であるとこの本では言っています。
・挨拶をする
挨拶はコミュニケーションの入り口です。まずは挨拶があって、雑談が始まり、内容の深い話ができる。挨拶することは「あなたを認めています」というサインであり、心理がいくではそのことを「ストローク」と言います。その心理学でも肯定的ストロークの代表例として「挨拶」が挙げられています。
つまり、挨拶をするだけで「人から認められた」「承認された」という感覚が得られます。
その時の注意点として、非言語的コミュニケーションを意識すること。つまらなそうな表情。暗い声質で挨拶するのではなく、笑顔で元気よく、アイコンタクトをしながら「挨拶」をすることで、その効果は最大化するとこの本では言っています。
・依頼する
相手に嫌な思いをさせずに、快く受けていただけるような「依頼」「お願い」をする仕方を知っておくと非常に楽です。
それは人に何か頼みごとをするとき、一方的に相手に与える「ギブ&ギブ」の精神で接することです。
心理学の法則で「返報性の法則」というものがあります。人は親切にされた時、「その親切をお返ししないといけない」という気持ちが湧き上がってくるという心理です。この心理を利用するのです。
普段から「ギブ&ギブ」で人に接することで、多くの人があなたが困った時に助けてくれ、協力してくれるようになります。
・プレゼンする
人前でプレゼンなど、パフォーマンスをする時は少なからず「緊張」すると思います。その緊張が苦手だと思う方もいるかもしれません。
しかし、いい緊張は自分に味方をしてくれます。ある研究によると、ストレス、緊張がある一定量あったほうが、パフォーマンスは上昇し、ストレス、緊張が強すぎても、弱すぎてもパフォーマンスは低下するという結果が出ています。
このようにある程度の「緊張」があることでパフォーマンスが上昇するので、緊張は的ではなく、味方であることがわかります。何故ならばその時の脳内ではノルアドレナリンという脳内物質が分泌されます。このノルアドレナリンは、集中力や判断力を高め脳のパフォーマンスを高めてくれるからなのです。
・感謝する
やはり「感謝する」ということは、様々な研究でもいい効果があると証明されています。
ある研究では、感謝やポジティブな感情が多く、幸福感を持っている人は、そうでない人に比べて9、4年長生きするという結果も出ています。
脳科学的にも感謝をすることで、ドーパミン(幸福物質)、セロトニン(癒しの物質)、オキシトシン(リラックスの物質)、エンドルフィン(脳内麻薬、究極の幸福物質)が分泌されます。感謝は最高の脳トレーニングなのです。
さらには、エンドルフィンは感謝した時と感謝された時の両方で分泌されると言います。
筆者は感謝の7つのメリットとして以下に挙げています。
1、感謝すると人間関係がうまくいく
2、感謝するだけで幸福感が25%アップ
3、感謝する人は9、4年長生きする
4、感謝する人は病気になりにくい
5、感謝すると免疫力がアップする
6、感謝する人は病気の回復が早い
7、感謝するだけで痛みが軽減する
後半の書く、行動する、トレーニング方に関しては次の記事でまとめようと思います。
自分もこの樺沢氏の本をいくつか読ませてもらっているのですが、今までの本で書かれていたこともこの本に凝縮されており、アウトプットに関したとても「広く」知ることができます。
また本の中でも引用してきている本も紹介されているので、気になる項目を「深く」調べていくこともできます。
ですので8月3日発売予定の「インプット大全」を読む前にぜひ「アウトプット大全」を読んでみてください!!!
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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